#36 平安時代の猫事情
Description
8月に行いました「光る君へ 上半期 最推し祭り」にいただいたメッセージの中に、「平安時代の猫事情について知りたい」というお声をいただきました。
「平安時代の猫のエピソードといえばあれしかない!」とおぎたまが二人同時に思いついたのは高校の教室で触れた、『枕草子』のとあるエピソード。あれから長い長い時が経ち、山本淳子先生のご著書『枕草子のたくらみ』を読んだ後では、見えてくるものが違うようです。
そうそう、あの御方が日記にも残してくださいましたことですし。
さあ、今宵もつぼねに集い、友がたりをいたしましょう。
<時のしおり>
(00:00 ) リクエストありがとうございます!
(02:18 ) 令和とは違う?平安時代の猫
(04:36 ) 天皇のペット、猫
(06:00 ) 黒猫愛を日記に残した宇多天皇
(09:53 ) 枕草子に登場!ヘンテコな名を持つ猫
(14:17 ) 実資もビックリ。一条帝、猫に乳母を付ける
(19:12 ) 一条の猫は“身代わり”だった?
(24:09 ) 印象が変わった「命婦の御許」
(26:34 ) 大事件に引き起こす源氏物語の猫
(28:43 ) 鳴く猫に柏木がニヤけた訳
(33:17 ) 与謝野源氏の猫の鳴き声は?
(35:29 ) 時代で変わる鳴き声表記
<おぎ注>
柏木:源氏の正妻である女三宮に恋し、密通してしまう。2人の出会いのシーンに猫が大きくかかわっている。
撥音便(はつおんびん):言葉の中の「に・び・り・る」などの音が発音の都合によって「ん」に変化すること。
<出典>
『平安時代の男の日記』倉本一宏著 角川選書
https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g322312001181/
『枕草子』岩波文庫
『小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』 藤原実資著 倉本一宏編 角川ソフィア文庫
https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g322207000633/
『枕草子のたくらみ』山本淳子著 朝日新聞出版
https://publications.asahi.com/product/18976.html
『源氏物語』新日本古典文学大系 岩波書店
『全訳源氏物語』與謝野晶子訳 角川文庫
<参考>
をりふし 令和六年葉月 ~光る君へ 上半期・最推し祭り~
https://open.spotify.com/episode/5pCyWV9C1pqjcfy78GNiSN?si=kM-TvhqNRTuH2sGzOiSX1g
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