#36 平安時代の猫事情

#36 平安時代の猫事情

Update: 2024-09-11
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8月に行いました「光る君へ 上半期 最推し祭り」にいただいたメッセージの中に、「平安時代の猫事情について知りたい」というお声をいただきました。


「平安時代の猫のエピソードといえばあれしかない!」とおぎたまが二人同時に思いついたのは高校の教室で触れた、『枕草子』のとあるエピソード。あれから長い長い時が経ち、山本淳子先生のご著書『枕草子のたくらみ』を読んだ後では、見えてくるものが違うようです。


そうそう、あの御方が日記にも残してくださいましたことですし。


さあ、今宵もつぼねに集い、友がたりをいたしましょう。



<時のしおり>


(00:00 )  リクエストありがとうございます!


(02:18 )  令和とは違う?平安時代の猫


(04:36 )  天皇のペット、猫


(06:00 )  黒猫愛を日記に残した宇多天皇


(09:53 )  枕草子に登場!ヘンテコな名を持つ猫


(14:17 )  実資もビックリ。一条帝、猫に乳母を付ける


(19:12 )  一条の猫は“身代わり”だった?


(24:09 )  印象が変わった「命婦の御許」


(26:34 )  大事件に引き起こす源氏物語の猫


(28:43 )  鳴く猫に柏木がニヤけた訳


(33:17 )  与謝野源氏の猫の鳴き声は?


(35:29 )  時代で変わる鳴き声表記 



<おぎ注>


柏木:源氏の正妻である女三宮に恋し、密通してしまう。2人の出会いのシーンに猫が大きくかかわっている。


撥音便(はつおんびん):言葉の中の「に・び・り・る」などの音が発音の都合によって「ん」に変化すること。



<出典>


『平安時代の男の日記』倉本一宏著 角川選書


https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g322312001181/


『枕草子』岩波文庫


『小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』 藤原実資著 倉本一宏編 角川ソフィア文庫


https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g322207000633/


『枕草子のたくらみ』山本淳子著 朝日新聞出版


https://publications.asahi.com/product/18976.html


『源氏物語』新日本古典文学大系 岩波書店


『全訳源氏物語』與謝野晶子訳 角川文庫




<参考>


をりふし 令和六年葉月 ~光る君へ 上半期・最推し祭り~


https://open.spotify.com/episode/5pCyWV9C1pqjcfy78GNiSN?si=kM-TvhqNRTuH2sGzOiSX1g




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